高級カーボン三脚の代名詞として確固たる地位を築いた「Leofoto(レオフォト)」。
そして、驚異的なコストパフォーマンスで急速に支持を広げている「INNOREL(イノレル)」。
「Leofotoが欲しいけど予算が…」「INNORELは安いけど性能はどうなの?」と悩むフォトグラファーのために、両社の主力モデルをスペックデータに基づいて徹底比較します。
今回は、特に重要な「実売価格」「重量」「センターポールなしの高さ」「三脚の脚のサイズ(パイプ径)」の4点に絞り、競合するクラスごとに検証していきます。
この記事のポイント
- 価格: INNORELはLeofotoの半額以下のモデルも。
- 重量: Leofotoの方が軽量な傾向。INNORELのLTシリーズはやや重いが、KTシリーズは非常に軽い。
- 機能: INNORELのLTシリーズは、Leofotoレンジャー(LS)と同価格帯で、上位のサミット(LM)と同じ「ボウルアダプター」に対応する。
- 脚の太さ: 両社とも最大40mm径の極太モデルまでラインナップ。
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比較1:ミドルクラス対決(パイプ径32mm前後)
フルサイズミラーレスと標準〜望遠ズームレンズの組み合わせに最適な、最も人気の高いクラスです。Leofotoの定番「LS-324C」に対し、INNORELはボウル対応の「LT324C」と軽量な「KT324C」で対抗します。
| メーカー | 機種名 | 実売価格 | 重量 | 高さ(CP無) | 最大パイプ径 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Leofoto | LS-324C | ¥35,200 | 1.41 kg | 1305 mm | 32 mm | 軽量・コンパクトの定番 |
| INNOREL | LT324C | ¥29,999 | 1.75 kg | 1460 mm | 32 mm | 75mmボウル対応 |
| INNOREL | KT324C | ¥21,999 | 1.52 kg | 1395 mm | 32.5 mm | 安価で軽量、固定式 |
※スペックは提供データに基づく。
- 価格: INNOREL KT324Cが圧倒的に安く、LS-324Cより1万円以上安価です。
- 重量: Leofoto LS-324Cが最も軽量です。INNOREL LT324Cはボウル対応の金属パーツの分、重くなっています。
- 機能: INNOREL LT324Cは、この価格帯で唯一75mmボウルアダプターに対応しています。動画撮影も視野に入れるなら、非常に有力な選択肢となります。
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比較2:ハイエンドクラス対決(パイプ径36mm前後)
超望遠レンズの使用や、より高い安定性を求めるユーザー向けのクラスです。
| メーカー | 機種名 | 実売価格 | 重量 | 高さ(CP無) | 最大パイプ径 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Leofoto | LS-364C | ¥51,700 | 1.77 kg | 1480 mm | 36 mm | 剛性と携帯性のバランス |
| INNOREL | LT364C | ¥33,999 | 2.32 kg | 1600 mm | 36 mm | 75mmボウル対応、高伸長 |
※スペックは提供データに基づく。
- 価格: INNOREL LT364Cが約1.8万円も安価です。
- 高さ: LT364Cの方が12cm高く、アイレベルを確保しやすいメリットがあります。
- 機能: LT364Cは75mmボウル対応です。Leofotoで同等の機能(ボウル対応)を求めると、上位の「LM-364C(実売¥85,800)」が必要になります。LSシリーズの価格でLMシリーズの機能が手に入る、INNORELのコスパが光るクラスです。
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比較3:フラッグシップクラス対決(パイプ径40mm前後)
ロクヨン(600mm F4)などの重量級機材を支える、各社の威信をかけた最高峰モデルです。
| メーカー | 機種名 | 実売価格 | 重量 | 高さ(CP無) | 最大パイプ径 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Leofoto | LM-404C | ¥110,000 | 2.5 kg | 1800 mm | 40 mm | 圧倒的品質、100mmボウル対応 |
| INNOREL | LT404C (RT90C) |
¥35,999 | 2.87 kg | 1600 mm | 40 mm | 脅威のコスパ、75mmボウル対応 |
| INNOREL | KT404C | - | 2.1 kg | 1550 mm | 40 mm | 40mm径で最軽量クラス、固定式 |
※スペックは提供データに基づく。KT404Cの実売価格はデータなし。
- 価格: INNOREL LT404C(RT90C)は、Leofoto LM-404Cの約1/3の価格です。この価格差は衝撃的です。
- 重量: Leofoto LM-404Cが2.5kgと軽量です。一方、INNOREL KT404Cはボウル機構を省くことで2.1kgという、40mm径クラスとしては驚異的な軽さを実現しています。
- 機能: LM-404Cは業務用ビデオ雲台に対応する100mmボウル、LT404Cは一般的な75mmボウルに対応します。
🤔
本当に「Leofotoの1/3価格」で使えるのか?
スペック上は最強に見えるINNOREL RT90C(LT404C)ですが、安すぎて不安に思う方もいるかもしれません。
そこで、実際に自腹で購入し、「東レ製カーボンは本物か?」「40mm径の脚は本当にブレないか?」を徹底的にテストしました。
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まとめ:どちらを選ぶべきか?
Leofotoを選ぶ理由:
- 「軽さ」と「質感」を妥協したくない方。 特にLSシリーズの軽量性は大きな魅力です。
- 予算があり、長く使える最高品質の機材を求めている方。
- 100mmボウルなど、特殊なプロ機材を使用する方(LM-404C)。
INNORELを選ぶ理由:
- 「コストパフォーマンス」を最優先する方。 浮いた予算でレンズや雲台をグレードアップできます。
- 安価に「ボウルアダプター」対応の三脚が欲しい方(LTシリーズ)。 Leofotoの半額以下で同等の機能が手に入ります。
- 脚の太さ(剛性)は欲しいが、少しでも軽く持ち運びたい方(KTシリーズ)。