「INNORELの三脚はコスパが良いけど、種類が多すぎてわからない」
「LTシリーズとKTシリーズ、見た目は似てるけど何が違うの?」
そんな疑問を持つ方へ、結論から申し上げます。
「動画も撮るならLTシリーズ、写真専用で少しでも軽くしたいならKTシリーズ」です。
今回は、INNORELのラインナップの中で最もシンプルで、軽さに特化した「KTシリーズ」について、提供データを基にその実力を紐解いていきます。
この記事のポイント
- KTシリーズの特徴:ボウル機構を排除した「完全固定式(フラット)」
- 最大のメリット:LTシリーズと比較して圧倒的に軽い(最大700g差)
- 1kg切りの登山用から、40mm径の大型軽量モデルまで
- スペック表で見る主要モデル(KT254C / KT324C / KT404C)
1. KTシリーズとは? LTシリーズとの決定的違い
INNORELには、センターポールを持たない「レンジャータイプ」の三脚として、前回紹介した「LTシリーズ」と、今回紹介する「KTシリーズ」の2つが存在します。
一見そっくりですが、設計思想が異なります。
- LTシリーズ: 頂上のプレートが外れてボウルが使える「拡張性」重視(その分、金属パーツが重い)。
- KTシリーズ: 頂上が固定ネジの「シンプル」重視(パーツが少なく軽い)。
例えば、40mm径の大型モデルで比較すると、LT404C(RT90C)が2.87kgあるのに対し、KT404Cは2.1kgしかありません。
剛性はそのままに、ペットボトル1.5本分も軽いのです。これは山岳写真家やトラベルフォトグラファーにとって巨大なメリットです。
2. 【一覧表】KTシリーズ主要機種スペック比較
それでは、KTシリーズの主要ラインナップをスペック表で見てみましょう。
| 機種名 | 実売価格(円) | 全伸高(mm) | 重量(kg) | 耐荷重(kg) | パイプ径 | 雲台取付部 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KT254C | 15,999 | 1295 | 0.99 kg | 15 kg | 25.6 mm | 固定ネジ | 楽天で見る |
| KT284C | 19,999 | 1270 | 1.2 kg | 20 kg | 29 mm | 固定ネジ | 楽天で見る |
| KT324C | 21,999 | 1395 | 1.52 kg | 25 kg | 32.5 mm | 固定ネジ | |
| KT404C | - | 1550 | 2.1 kg | 35 kg | 40 mm | 固定ネジ | 楽天で見る |
※スペックは提供データに基づきます。実売価格は目安です。
3. あなたにおすすめのモデルは?
【1kg切りの超軽量登山スペシャル】KT254C
本体重量わずか0.99kg。LeofotoのLS-254Cに匹敵する軽さですが、価格は半分以下です。
「とにかく荷物を軽くしたい」という登山者や、トラベルフォトグラファーにとっての最有力候補です。
【バランスの取れた標準機】KT284C / KT324C
28mm径(KT284C)や32mm径(KT324C)は、フルサイズミラーレスを支えるのに十分な強度を持ちながら、非常に軽量です。
動画用のボウルアダプターが不要であれば、あえて重いLTシリーズを選ぶ必要はありません。このKTシリーズこそが、最もコスパよく幸せになれる選択肢です。
【40mm径なのに軽い】KT404C
40mmの極太パイプを持ちながら、重量は2.1kgに抑えられています。RT90C(LT404C)ほどの重厚さは不要だが、超望遠レンズのために脚の太さ(振動吸収性)だけは欲しい、というニッチかつ切実な需要に応えるモデルです。
4. まとめ
INNOREL KTシリーズは、「軽さこそ正義」を地で行くシリーズです。
LTシリーズやRTシリーズのような派手な拡張性はありませんが、シンプルに「カメラをブレずに支える」という三脚の本質を、最小限の重量と価格で実現しています。写真撮影メインなら、間違いなく買いのシリーズです。
⚖️ 本家Leofotoとの違いは?
INNORELのコスパは魅力ですが、プロ御用達のLeofoto(レオフォト)と比べて性能はどうなのか?スペック差を徹底検証しました。