これまでに、
Leofoto や
Manfrotto の三脚を調べた上で、
最終的に選んだのが innorel RT90C だった。
FHD-63 に P1100 を載せて使ってみた結果、
「雲台の性能だけでは足りず、三脚の剛性が非常に重要」だと実感した。
そこで、Leofoto や Manfrotto など、複数メーカーの三脚を調べていったが、
剛性・構造・価格のバランスという点で、なかなか決めきれずにいた。
最終的に選んだのが、INNOREL RT90C だった。
この記事では、実使用レビューというよりも、
なぜ RT90C を選ぶ判断に至ったのか を中心に整理していく。
※本記事は、メーカー公開情報や購入時点の仕様をもとにまとめています。
仕様や素材は時期・ロットによって異なる可能性があります。
この記事で書くこと
- RT90Cを検討するに至った背景
- 他メーカーと比較して残った理由
- 東レカーボン採用をどう評価したか
- 現時点での位置づけ(最適解かどうか)
RT90Cを検討し始めた理由
Leofoto を調べる中で、
「センターポールなし・太い脚径・高剛性」という方向性が
自分の用途(超望遠+ビデオ雲台)に合っていることが分かった。
一方で、価格帯や重量を考えると、
今すぐ決断するには少しハードルが高いと感じたのも正直なところ。
Manfrotto についても調べたが、
センターポール前提の設計が多く、
剛性最優先という意味では方向性が少し違っていた。
そうした比較を進める中で、
条件的に気になり始めたのが INNOREL RT90C だった。
RT90Cで評価したポイント
センターポールなしの構造
RT90C はセンターポールを使わない前提の構造で、
伸縮部が少なく、剛性面で有利だと感じた。
脚径が太く、剛性重視の設計
数値上でも脚径が太く、
超望遠撮影時のブレを抑えるという目的に合っている。
東レ製カーボン素材の採用
RT90C を選ぶ上で、
カーボン素材として東レ製が使われている点も判断材料の一つだった。
カーボン三脚は素材だけで性能が決まるわけではないが、
剛性や振動収束性に影響する要素であることは確かだ。
価格帯を考えたときに、
東レカーボン採用という情報は、
素材面での安心感につながった。
価格と仕様のバランス
Leofoto と比べると価格は抑えめで、
それでいて剛性重視の構造を採っている。
「理想」と「現実」の中間点として、
現時点の自分には一番しっくり来る構成だった。
なぜRT90Cに決めたのか(結論)
INNOREL RT90C は、
- センターポールなし構造
- 太い脚径による剛性重視設計
- 東レ製カーボン素材の採用
- 現実的な価格帯
これらの条件が、自分の用途と最も素直に噛み合った三脚だった。
完璧な三脚というより、
「今の自分にとっての最適解」という位置づけで選んでいる。
今後について
まずは RT90C をベースに、
FHD-63+P1100 の組み合わせで実際の撮影を重ねていく予定。
実使用で見えてきた点(剛性・操作性・振動の収まりなど)は、
別記事であらためてまとめていきたい。
INNOREL はラインナップが非常に多いため、
ここでは「超望遠撮影+ビデオ雲台前提」という条件で、
剛性や構造面から気になったモデルを抜粋して比較した。
| 型番 | 価格(EC) | 高さ(mm) ※CPなし |
重量(kg) | 耐荷重(kg) | 段数 | センター構造 | 最大脚径(mm) | 素材 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KT324C | 21,999円 | 1395 | 1.52 | 25 | 4 | 固定ネジ | 32.5 | カーボン |
| KT364C | — | 1500 | 1.80 | 30 | 4 | 固定ネジ | 36 | カーボン |
| KT404C | — | 1550 | 2.10 | 35 | 4 | 固定ネジ | 40 | カーボン |
| RT80C | 22,999円 | 1600 | 1.80 | 20 | 4 | 75mmボール | 32 | カーボン |
| RT90C | 36,999円 | 1600 | 2.87 | 40 | 4 | 75mmボール | 40 | 東レカーボン |
| LT364C | 33,999円 | 1600 | 2.32 | 35 | 4 | 75mmボール | 36 | 東レカーボン |
※数値はメーカー公開情報および販売情報をもとに整理。
仕様や価格は時期・地域・ロットによって変わる可能性があります。
こうして並べてみると、INNOREL は
脚径32mmクラスから40mmクラスまで幅広く展開していることが分かる。
軽量モデルも多い一方で、
RT90C のように剛性を最優先したモデルも存在し、
同じメーカー内でも方向性の振れ幅が大きい。
その中で RT90C は、
脚径・耐荷重・センターポールなし構造という点で、
自分の用途に最も素直に合致していると感じた。
比較候補にした三脚10本(数値付き)
RT90Cを購入する前に、主要メーカーの三脚を横断的に調べました。
「超望遠(Nikon P1100)+ビデオ雲台運用」を前提に、剛性・構造・数値を重視して絞り込んだ結果が以下です。
※数値は調査時点のメーカー公表値です。
耐荷重は余裕を持って判断し、脚径・段数・センターポール有無を特に重視しました。
📊 比較候補にした三脚10本(実値比較表) を開く
| 区分 | メーカー | 型番 | 最大高 (ポール無し) |
重量 | 耐荷重 | 段数 | 構造 | 最大脚径 | 判断メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | INNOREL | RT90C (LT404C) | 1600mm | 2.87kg | 40kg | 4 | 75mmボウル | 40mm | 最終決断。剛性・構造・価格のバランスが最良 |
| A | GITZO | GT3533S | 1300mm | 1.93kg | 28kg | 3 | 70mmボール | 32.9mm | 理想形だが価格面で断念 |
| A | Manfrotto | 536 | 2030mm | 3.44kg | 25kg | 4 | 75/100mmボウル | 39mm | 重量・サイズが大きく用途が限定的 |
| B | LEOFOTO | LS-365CEX | 1555mm | 1.95kg | 15kg | 5 | レベリング | 36mm | かなり有力。最終比較まで残った |
| B | LEOFOTO | LS-324CEX | 1520mm | 1.56kg | 15kg | 4 | レベリング | 32mm | バランス良いが脚径で一歩及ばず |
| B | SIRUI | AR-3204 | 1500mm | 2.0kg | 25kg | 4 | 75mmボウル | 33mm | RT90Cの直接比較候補 |
| B | SLIK | プロ 700 DX-IV | 1540mm | 3.385kg | 18kg | 3 | センターポール | 30.2mm | 重量=安定だが携行性が低い |
| C | SIRUI | W-2204 | 1470mm | 1.7kg | 18kg | 4 | センターポール | 29.4mm | 防水仕様だが剛性は中程度 |
| C | Ulanzi | Treeroot | 1305mm | 1.5kg | 20kg | 4 | センターポール | 26mm | 旅用途向け。超望遠では割り切り必要 |
| C | NEEWER | LT32 | 1330mm | 1.18kg | 10kg | 3 | センターポール | 25mm | 軽量優先。剛性は不足気味 |
こうして数値と構造を並べてみると、
「太脚・4段・センターポール無し・ボウル対応」という条件を
バランス良く満たしていたのが RT90C でした。
▶ この比較の全体像は、三脚メーカー総合まとめ記事 に整理しています。
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