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【P1100実測検証】連写フリーズの「魔の時間」を徹底計測!RAWとJPEGで待ち時間はどれだけ違う?

Nikon P1100の連写後に発生するフリーズ待ち時間を実測検証した記事のアイキャッチ画像。「衝撃!7枚の壁とは?」「RAW vs JPEG 秒数比較」というタイトル文字とともに、ストップウォッチ計測の様子を背景にしたデザイン。

こんにちは!Nikon P1100の3000mmズームでカワセミを追いかけている、ブログ管理人のだいちです。

P1100を使っている同志の皆さん、こんな悔しい思いをしたことはありませんか?

「よし、カワセミが飛び込んだ!連写だ!ダダダダダッ!」
(……シーン……)
「あれ?カメラが固まった?まだいいシーン続いてるのにシャッターが切れない!!」

そう、P1100の最大の弱点、連写した直後に操作不能になる「魔のフリーズ時間(バッファ書き込み待ち)」です。

この待ち時間は一体何秒続くのか? 設定で短くできるのか?
気になりすぎて居ても立っても居られなくなったので、iPhoneのストップウォッチを使って徹底的に計測してみました。

すると、メーカーのスペック表には載っていない「衝撃の法則」が見えてきたのです。

1. 検証方法と環境:コンマ1秒を削り出すために

まずは検証の前提条件です。カメラの性能をフルに発揮させるため、SDカードは現時点でP1100に最適と思われる高速モデルを使用しました。

  • カメラ: Nikon COOLPIX P1100
  • SDカード: SanDisk Extreme PRO 256GB (UHS-I U3 V30)

測定方法:ストップウォッチを連写撮影

感覚ではなく正確な数値を知るために、以下の方法で「空白の時間」を算出しました。

  1. iPhoneのストップウォッチを作動させる。
  2. P1100の連写(H)モードで、ストップウォッチの画面をバッファが詰まるまで撮影し続ける。
  3. 撮影された写真を確認し、「連写が止まった最後の写真」と「再開できた最初の写真」のタイム差を計算。

これをRAW記録あり・なしの設定でそれぞれ数十回繰り返し、データのばらつきも含めて集計しました。


iPhoneのストップウォッチをP1100で連写撮影して検証中

▲ 地道な作業でしたが、リアルな数値が見えてきました。

2. 検証結果①:RAWをやめると「0.34秒」速くなる

まず、「画質モード」で待ち時間がどう変わるかです。
連写が止まってから、次のシャッターが切れるようになるまでの「完全フリーズ時間(Gap)」の実測データがこちらです。

📊 書き込み待ち時間(実測データ詳細)

項目 RAW + JPEG JPEG (FINE) のみ
平均値 1.53 秒 1.19 秒
中央値 1.52 秒 1.08 秒
最大 (Max) 1.89 秒 1.54 秒
最小 (Min) 1.15 秒 1.01 秒
✅ 結論: RAWをオフにするだけで、復帰が 平均 約0.34秒 速くなる!

「最大1.89秒」のリスクを消せるか

注目すべきは平均値だけでなく「最大値」です。
RAW撮影時は、タイミングによって最長で約1.9秒も待たされることがありました。野鳥撮影で約2秒のフリーズは致命的です。

一方、JPEGのみにすれば、運が良ければ「最短1.01秒」で復帰できます。
この「コンマ数秒の差」が、魚をくわえて飛び去るカワセミを撮れるかどうかの分かれ道になります。

3. 検証結果②:発見!「7枚の壁」の正体

今回の検証で最も驚いたのが、バッファ詰まりが発生するタイミングに機械的な規則性があったことです。
実はこの「7枚で止まる」という挙動、メーカーの公式サイトを確認すると、その理由がハッキリ書かれていました。

メーカー公式スペックより引用:

"最大画像サイズ(16M[4608×3456])で、連写Hは約7コマ/秒で約7コマまで"
(出典:Nikon P1100 主な仕様)

つまり、カメラの仕様として「全力で走れるのは7歩(約1秒)まで」と決まっていたのです。

しかし、公式サイトには「7コマ撮った後に、どれくらい待たされるか」までは書かれていません。
そこで、私が体を張って計測した「連写と待ち時間のリズム」がこちらです。

⏱ P1100 連写の呼吸(実測データ)

📸 1〜7枚目(公式仕様通り!)
ダダダダダッ!(約1秒間で7コマ)
🛑 7枚目と8枚目の間でストップ!(1.2〜1.5秒のフリーズ)

📸 8〜14枚目
ダダダダダッ!(再開)
🛑 14枚目と15枚目の間でストップ!

📸 15〜21枚目
ダダダダダッ!(再開)
🛑 21枚目と22枚目の間でストップ!

⚠️ 21枚目以降(限界ゾーン)

🚨 23枚目と24枚目の間ですぐ停止。スタミナ切れ発生。

分かったこと:P1100の「体力」は21枚まで

  1. バッファは「7枚」が1単位:
    きっかり7枚ごとに息継ぎ(書き込み待ち)が必要になります。
  2. 21枚を超えると息切れする:
    3セット(21枚)まではリズムよくいけますが、それ以降は処理が追いつかず、たった2枚(23枚目)で止まる「泥沼状態」に陥りました。ここに入ると復帰は困難です。

4. 対策:この「癖」を攻略する装備とテクニック

この検証データから、P1100を快適に使うための「正解」が見えてきました。

① SDカードは「書き込み速度」で妥協しない

今回の検証で「JPEG 最速1.01秒」というタイムが出たのは、SDカードがボトルネックになっていないからです。
読み込みだけでなく「書き込み」も速いカードを使わないと、この待ち時間は2倍、3倍に膨れ上がります。

私が使っているのは、UHS-I規格の中で最強クラスのこれです。

▼ 検証で好タイムを叩き出した「P1100の正解」カード

SanDisk Extreme PRO 256GB

型番:SDSDXXD-256G-GHJIN


🚨 注意!「UHS-II」は不要です

高いカード(UHS-II)を買えばもっと速くなるかと思いきや、P1100は対応していません。
このExtreme PRO(UHS-I U3 V30)が、P1100にとっての事実上の最高スペックになります。無駄な出費をしないように!

② 撮影スタイルを変える:「指切り」連写

「7枚の壁」があることを知っていれば、対策は簡単です。

「ダダダダダッ(5枚くらい)」で指を離す。

これを意識するだけで、強制停止(フリーズ)を食らう回数が激減しました。
そして、どんなに粘っても「合計20枚」撮ったら一度長い休憩を入れること。 21枚目以降の泥沼ゾーンに入ると、シャッターチャンスを確実に逃します。

まとめ:数字を知れば、焦りは消える

「なんか遅いな…」とモヤモヤしていた時間が、数字ではっきりしました。

  • 基本はJPEGで撮る(0.3秒短縮、最速1.0秒復帰)
  • 7枚ごとのリズムを意識する
  • SDカードはSanDisk Extreme PROをお守りにする

この3つを守れば、P1100の3000mmという圧倒的な武器を、もっと快適に振り回せるようになります!

▼ フリーズ中の待ち時間は、この三脚で水平確認してます


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